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プライムカッツでは国内外のアーティスト、音楽関係者を中心に様々なお話をインタビュー形式でお届けします。 今回はデビュー・アルバム『Pink Friday』が大ヒットの 「Nicki Minaj 」の登場です。 |
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1) デビュー・アルバム『Pink Friday』のコンセプト、またはこの作品を通じてあなたが打ち出したかったこと、最も強調したかったことなどを教えてください。 |
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『Pink Friday』は私の自分探しの過程というか、自分の過去を振り返りながら、いまの私はいったいどういうステップを踏まえて形成されたのかを見つめ直した内容になってる。とにかく幅広いサブジェクトを扱ってるわ。かつてのミックステープ時代のハードコアな私から現在の自分に至るまでの変遷をたどってるの。音楽的にはいわゆるメインストリーム・ポップって言われる最近のサウンドになっているけど、そんななかで恋愛のことや自分が疎外感を感じるときのこと、認められたいと思う気持ちやハードな態度でいたいときのこと、そして単純に騒いで楽しみたい気分のときのことまで、全編でパーソナルな物語を綴ってる。私に言わせたら、このアルバムは誰かの日記を覗くような感じね。『Pink Friday』には、人間が感じるすべての感情を詰め込んであるわ。 |
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2)『Pink Friday』のヒップホップからポップスを横断するヴァラエティに富んだ内容を踏まえても、あなたはこれまでの女性ラッパー像/女性ポップスター像を更新するまったく新しいタイプのアーティストといえると思います。そんなあなたが目標としているゴール、もしくは将来的にどんなアーティストになっていきたいかを教えてください。 |
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自分と自分のキャリアにおけるテーマをひとつだけあげるとしたら、それは〈ウィズダム〉(見識、知恵、英知などの意)ね。才能や話題性も大事だと思うけど、ウィズダムなしではアイコンにはなれない。最低限、正しい選択をしていけるだけの知性は持っていたい。もちろん演技にも挑戦したいし、自分の香水や化粧品のブランド、洋服や靴のブランドなんかも立ち上げられたらって思ってはいるけど、社会のためにたくさん貢献もしていきたいの。自分で基金を設けて、全国の若いコたちの生活に本当の変化をもたらしてあげたい。いま私にとって一番大事なことはそういうことなの。女の子たちのあいだにピンクのウィッグを流行させるだけじゃなくて、ちゃんと進学して教育を大事にしようって思えるインスピレーションを与えたい。それが達成できたらすっごくハッピーだわ! |
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3) あなたはには「ハラジュク・バービー」というオルターエゴがあったり、“Your Love”のビデオ・クリップではアジアのイメージを打ち出していたりしますが、日本に対してはどんな印象をもっていますか? |
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すごく元気があって、アーティスティックだけど、どこか神秘的な印象。この3つは私も大好きな要素だし、ファッションにしてもそうね。日本のファッションは大好き。すごく未来的で、前衛的だから。私が日本に興味を持ってるのにはいろんな理由があるけど、とにかくカルチャーに惹かれてるわ。オー・マイ・ゴッド! 早く日本に行きたい! |
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4) トレイ・ソングズの“Bottoms Up”で初登場したあなたのもうひとつのオルターエゴ「ロマン・ゾランスキー」が大活躍する“Roman's Revenge”は『Pink Friday』の最大の聴き物といえると思います。ロマン・ゾランスキーというキャラクターとこの曲のコンセプトについて詳しく教えていただけますか? |
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ロマン・ゾランスキ―は私の新しいオルターエゴで、言うならば派手なゲイのコって感じかしら。彼は突拍子もなくてクレイジーなの。思ったことを好き勝手に口に出しちゃうような人物ね。トレイの“Bottoms Up”ではとにかくクラブでみんなが盛り上がれるような曲をつくりたいって思っていたから、私はクラブで酔っぱらったクレイジーな女のコを気取ってるの。なに言ってるかもわかんないようなね。あえてコミカルな要素を加えて、軽いノリの曲にしたかったのよ。映画監督のロマン・ポランスキーはまったく関係ないわ(笑)。単に変わった名前がほしかったってだけ。ふたりに共通点はなにもないの(笑)。 |
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5) その“Roman's Revenge”でのエミネムとの共演がいかがでしたか? |
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エミネムと仕事するのは本当に夢だったの。彼はアイコンだし、ラップとかのジャンルを越えたレジェンドでしょ? そんなエミネムがまさか私のデビュー・アルバムに参加してくれることになるなんて想像もしてなかったわ。彼は謙虚で優しくて、とても誠実な人。本当に、エミネムと仕事した!って言えることだけでもすごく名誉だし、誇りに思ってるわ。彼は曲の制作過程でも積極的に意見を出してくれたから、本当にうれしかった。適当じゃなくて、ちゃんと考えてやってくれてるのがよくわかった。この曲をヤバいものにしようって、時間もエネルギーもたくさん注いでくれたの。 |
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6) いまのポップ・ミュージック・シーンではレディ・ガガやリアーナ、ケイティ・ペリーらガール・パワーが台頭していますが、こうした動きをあなた自身はどのように受け止めていますか? |
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パワフルでクリエイティブな女性たちが成功しているのを見るとわくわくする。私たちはそれぞれがすごく個性的だし、こうして何人もそろってた方がポップ・カルチャーにもインパクトが与えられるはず。でも、そのなかで私は完全に独立してると思う。ラッパーのカテゴリーに入ってるのは私だけだし、女性ラッパーにはほかのアーティストにはない戦いがあるからね。レディ・ガガとかケイティ・ペリーにはストリートからの評価は必要ないし、彼女たちは気の利いたパンチラインや比喩のことなんかも考えなくても大丈夫でしょ? 私が置かれている状況は彼女たちのとはかなりちがうのよ。性格的には似てる部分が多くいかもしれないけどね。あと、ビヨンセのことはすごく尊敬してる。彼女は作品に妥協しないし、その都度成長して変化を遂げてきた。たしかにメインストリームにはなってきたけど、それでも上手にバランスをとってると思う。自分のブランディングもしっかりできてるしね。まさにビジネスウーマンだわ。この業界の女性のなかで私のインスピレーションになってるアーティストって言ったら彼女ぐらいね。 |
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Interview By 高橋芳朗 |
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NICKI MINAJ For more Information : http://mypinkfriday.com/ |
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過去のインタビュー |
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