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PRIMECUTS "HIP HOP MARKET"とは...NY在住 日本人DJ SOULJAHがプロデユースするHIP HOPサイト。次世代のミュージックライフ, クラブDJスタイルを提供する総合音楽販売マーケットです。本場NEW YORKから産地直送のCD, DVD, 洋服, 小物, アーティストのインタビュー等, フレッシュなアイテムをお届けします。

 
 
プライムカッツでは国内外のアーティスト、音楽関係者を中心に様々なお話をインタビュー形式でお届けします。 今回はジム・クラス・ヒーローズのボーカリストで、ブルーノ・マーズとの共演も記憶に新しいトラヴィー・マッコイの登場です!!
1) まずは今回のソロ・アルバム『Lazarus』の制作を決意した経緯を教えてください。
ぶっちゃけ、ジム・クラス・ヒーローズ(GCH)を結成したころからメンバーみんなグループ以外の活動もしてたんだ。俺もGCH以外に4〜5つぐらいプロジェクトをやってたしね。まあ、そのなかから自分のソロ・プロジェクトがたまたまみんなに楽しんでもらえるかたちになったってだけ。ギタリストは2つぐらいサイド・プロジェクトやってるし、ベースとドラムはメタルのバンドやってるんだ。うん、GCHはグループ以外のプロジェクト活動をやるのが当然ってスタンスなんだよ。
2) T・ペインが主宰するナッピー・ボーイ・エンターテインメントと契約するまでの経緯を教えてください。

T・ペインとはカレッジ・ツアーを一緒にやったことがあって、そのとき彼が自分のバスに呼んでくれてさ。そこでどれだけGCHのファンかってことを聞かされたんだ。俺もT・ペインのやってることはすげえヤバいと思ってたし、同じように大ファンだってことを伝えたんだよね。彼って一連のオートチューンのブームでいろいろ言われたりもしたけど、ソングライターとしてすごく器用だし、はっきり言って天才だと思う。『Thr33 Ringz』なんて超傑作だよ。まあ、そんなところからソロはやんないの?なんて話になったんだ。

3) アルバムの制作にあたっては、MTVのエイズ・チャリティ番組『Unbeaten Track』を通じて経験した視察旅行が大きなインスピレーション源になっているそうですね。
エイズ・キャンペーンのドキュメンタリー番組の撮影で南アフリカとインドとフィリピンに行ったんだけど、帰ってくるころには別人になった気分だったよ。そんな経験から今回のアルバムのタイトルを『Lazarus』にしたんだ(Lazarus:ラザロは新約聖書のヨハネによる福音書に登場する貧民。彼は死後4日目にイエスの手によって蘇生する)。あの旅のあとは人生観ががらりと変わったよ。毎日の生活なかの小さなことも大事にするようになったね。自分がいかにすばらしい人々に囲まれているかとか、普通に水が飲める環境で暮らせるるありがたさとか、そういう些細なことに感謝できるようになったんだ。
4) GCHとの差別化は意識しましたか?
聴いてもらえばわかると思うけど、今回のアルバムでは生楽器はほとんど使ってないんだ。まあ、なかにはGCH的な音をつくってきたプロデューサーもいたけどね。あと音楽的に大きなちがいをあげるとしたら、歌っている部分が多いことぐらいかな。歌詞の面では、これまでのGCH作品ほどプライヴェートな感情は出してない。これまでは自分の世界をおおっぴらにすることが多かったけど、今回は楽しいものにしたかったんだ。個人的なことじゃなくて、もっと人生における一般的なことを語りたかった。いま、自分自身が精神的にハッピーな状態にあるからね。人生をまっとうしてるっていうのかな。とにかく、このアルバムにはそういう精神状態が強く反映されてるんだ。
5) 大ヒット中のシングル“Billionaire”はどういう過程でつくられたのでしょう?
“Billionaire”は客演してるブルーノ・マースがトラックを提供してくれたんだ。スタジオで聴かせてくれた瞬間「うわっ、もうこれはまちがいないでしょ!」って思ったね。リリックでは自分がどれだけ金持ちかとか言うんじゃなくて、リスナーに「もし1000万ドルあったらどうする?」って語りかけてる。「俺だったらこうするかな?」ってね。
6) 昔ながらのヒップホップ・ファンには、アーマド“Back In The Day”のフレーズを引用した自伝的内容の“Akidagain”も話題になりそうです。
“Akidagain”は、プロデューサーのインフェイマスがトラックを聴かせてくれた途端『内省の時間でーす』って声が聞こえたんだ(笑)。自伝的っていうよりは、どちらかというとノスタルジーに浸った曲だよね。子供のころを振り返って、当時自分が楽しくてしょうがなかったことや大好きだったことを思い出してみよう、という曲。で、最後にいまの自分を見つめながら、いかにあのころが懐かしく思えるかってことを歌ってるんだ。俺は確実にピーターパン症候群に属してるからね。体だけ大人な子供。家のなかとかオモチャばっかりだし……まあ、みんないつかは成長するっていうけど……この先どうなるんだろうな。
7) このアルバムを通じてリスナーにどんなことを伝えたいと考えていますか?
毎日の生活のなかでは困難なことがいろいろあるけど、トンネルの終わりには必ず光が待ってるってこと。たとえばバッド・ブレインズは俺の大好きなバンドのひとつなんだけど、彼らの言うとおり“P.M.A.”(“Positive Mental Attitude”の略。「前向きな姿勢」の意)を保つことが大切なんだ。毎日面倒なことがいろいろあっても、その先にはお楽しみが待ってる。俺にとっては、このアルバム自体がその光だったんだ。昼間にうざいことがあっても『ああ、今晩はアルバムの制作できるからまあいいや』なんて具合にね。
 
  Interview By 高橋芳朗  
   
     
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